老化細胞死誘導
ダサニティブ・クエルセチンという薬剤を聞いたことがあるだろうか。2018年にnature medicineで発表された薬剤である。これらの薬剤を投与することで体内の老化細胞を除去することができる。老化した細胞を取り除くことで、驚くべきことにマウスの最大寿命・健康寿命がともに...
不老社会の否定者
不老社会を考える上で周囲の意見を聞くことは大切だ。特に不老に関心のない人は不老社会に対して否定的であるのかそれとも無関心であるのか非常に興味深い。実際に知人の方にさりげなく聞いてみたところ意外な意見があったので紹介したい。それは不老社会を否定的に捉えている人である。人として...
不老者の定義
不老社会が到来し、不老となった人がいた場合に、彼らを人とみなして良いのであろうか。 不老社会には下記のような社会的問題が生じる可能性があるが、対処は可能だ。 食料問題→不老者の子作り規制 職業のAI化による労働者問題→不老には多額の資金が必要で、かつ毎年更新するような仕組み...
老化研究の温度差
日本には数多くの老化研究者が存在することは既に述べた。しかしながら、私はこの研究者と世の中が求めている老化研究の意義に温度差を感じる。研究者は基本的には自身の興味の対象に対して精力的に活動を行う。彼らの中で、社会に役立つ研究を目指す者は一体どのくらいいるのであろうか。国民の...
当サイトの拡散
当サイトに関しては拡散していただいて構わない。より多くの人が情報。意見交換できる場になれば私にとってそれほど有意義なことはないだろう。私自身もできるかきぎ拡散を尽力していきたい。
提案の募集
ここまでたくさんの記事を読んで下さった方々には心から感謝している。皆気づいていると思うが、私は全くと言っていいほど達筆ではない。そのため文章から誤解を招くことも多々あるだろう。もっとこうして欲しいと言った要望もどんどん受け付けたいが、今回の題名にある「提案の募集」というのは...
研究者を目指すための道
今現在進路を考えている若者に伝えたい。私は是非とも老化研究を行う研究者が増え、日本の武器である老化研究に更なる磨きをかけていただきたい。しかし実際にどうしたら研究者になれるのか知らない方もいるであろう。そんな若者に対して、今日は研究の道を目指すために今何をすべきか今回は考え...
日本人研究者の特徴
日本人研究者が海外の研究者と比較して大きく劣っている点がある。不老研究に限らず、基礎医学研究はアメリカ・ヨーロッパなどのラボは日本人よりも研究時間が短いにも関わらず、効率的に結果を出している。ではその差は何なのであろうか?それは日本人誰しもが持つ安定思考が第一にあると考える...
死の恐怖から逃げるな
誰しもが感じたことがあるであろう死の恐怖。多くの人はそれを感じたことがあったとしても、合理化し死を受け入れ、何も感じずに生きている。それは本来の生物のあり方として正しいのかもしれない。しかし、現在2018年を生きる人間にとって老化および死は克服可能な疾病であると考えることも...
CAR-T細胞療法
CAR-T細胞療法についてご存知の方はいるだろうか。CAR-T細胞療法とはキメラ高原受容体発現T細胞療法のことであり、がん免疫両方の1つである。最近、本庶佑先生のノーベル生理学・医学賞の受賞があったが、実際にがんを根治できる方法は免疫療法しかないと私は考える。がん細胞特異的...