Senolytic drug
- fusizaki
- 2018年12月8日
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Senolytic drugを用いた個体老化の遅行メカニズム研究は話題となっており、Bcl-2阻害剤のABT263投与による個体老化の延長 (Zhou D et al., Nat Med 2016)、ダサニテティブ+クエルセチン2剤投与による若返り(James L. Kirkland et al., Nat Med 2018) など多くの研究が良い仕事として報告されている。日本も国を上げて老化研究の推進に力を入れているが、実際に個体老化のメカニズム解明などは全くわかっていない。大切なことはこのような老化細胞除去によってどのような機構で個体老化が抑制されるのかを分子レベルで明らかにすること。そして実際に人で応用するにはどのような薬剤選択が最も良いか探索することであろう。日本でも本格的に個体老化と最大寿命に関する研究が進んで欲しいものである。
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