研究者の全貌
- fusizaki
- 2018年3月8日
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研究者のバックグラウンドは時代と共に移り変わっていく。
近年「理系離れ」、「医学離れ」のような言葉を聞く機会も増えてきたが、それよりも深刻な現状として医学部に進学した人の多くが臨床現場での活動を中心とすることである。
基礎医学は医学部出身の人よりも理学博士の人の方が多いくらいであろう。
これでは臨床と基礎医学の連携が乏しくなり、また実際に需要のある研究が何なのか方向性にズレが生じてしまう。
また、はっきりと言って基礎医学は人気がない。
それは研究者としての生活の安定性が乏しいことが主な原因であろう。
ポスドク・博士課程出身者の多くがその才能を発揮できず地に埋もれてしまっている。
できれば、私としてはそのような才能ある人間を雇って不老研究を行う企業を立ち上げてみたいものであるが、それができるお金も知識も度胸もない。
博士課程の実情はそれほど大きなリスクを負っているものではないことを知っていただきたいばかりである。
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