倫理問題に対して

倫理的問題に対して 実際にこのような技術は多くの企業や優秀な研究者が集まれば近い将来可能となるでしょう。 しかし、倫理の問題が立ち塞がります。 倫理上おそらく不老不死の人間は否定されるかもしれません。 そしてそのような試み自体倫理は許さないかもしれません。 しかし、そもそも倫理とは何なのでしょうか。 倫理とは道徳としての行為模範と定義されています。 しかし、それは人間が勝手に決めたものに過ぎません。 人間の都合がいいように作られています。 人間の都合で人間の生き方を規定してよいものでしょうか。 私はそこに疑問を感じています。 人間が生きたいのであれば、生きるだけ生きたらよいと思います。 不老不死を人間が実在させたのならば、その技術は紛れもなく自然が進化の過程で得た賜物であり、それを行使することに問題があるのでしょうか。 僕はこの場で倫理を否定しているわけではありません。 しかしそのような考えが間違っているとも思いません。 　多くの科学者が不老不死は不可能でない技術であるとわかっています。 しかしそれを実現させないのは、不老不死が社会的に需要のないものであると考えられているためでしょう。 社会が不老不死を否定する権利は私ないと思っております。 不老不死になりたいと思うのは個人の自由であり、生物学的にもヒトがそれを可能にした場合には、それが進化の賜物であると私は考えます。 ヒトは何才まで生きたいか、当然60まで生きたら死んでもいいやと思うヒトもいれば、いやいや150でも足りないと思うヒトもいるかもしれません。しかし、それの考えを社会だ、倫理だと言ってヒトに押し付けることはよくないと考えます。